自分の声

2007年02月22日 01:56

自分の声と言うのは自分の耳に入ってくるのと他人が聞く(つまり実際の声)とでかなり違う,と言うのは良く知られた話だ.
理由を大雑把に言えば,他人の声や音の場合はそのまま耳に入ってくるのに対して,自分で出した声はどうしても頭蓋骨を介しながら耳に届く,つまり声の振動の伝わり方に差があるためだ.
と言う事で,実際の自分の声を聞こうとするには録音なり何なりで自分の音を別の所から聞き直すしかない.

で,たまたまこの前友人が撮った映像の中に自分もいて,かなり(それこそ水泳と同じ時期くらい)久々に自分の声を聞いたのだけど,まあ正直コレがかなり驚いた,「自分の声ってこんなんだったのか?!」なんて知られざる真実を知ってしまったようなものだ.
正直聞かなきゃ良かったとまでちょっと思った.

まず驚いたのが自分の声がやけに甲高かったことだ.
自分の声は「自分で」聞いてる限りはもっと低い,男らしい声だとばかり思っていたのに,実際の声は変な高音に聞こえた.
周りから「お前の声は高くて通る」とよく言われてるけどようやく納得出来た,確かにこれは高い,それも何か嫌な感じで高い.
これはとてもいい声とは言えないだろうと凄いマイナスなイメージを持ってしまった,自分の声なのに.
「いい声」と言うのは勿論人それぞれだけど,例えば歌の上手い人で,す~~~~っと綺麗に伸びるような声,あれはいい声だと思う.
音は全て振動によって発しているものだけど,そんな震える感じがまるでしないと言ったらいいだろうか.
精密に組まれたエンジンが高回転まで何の淀みも落ち込みもなく回りきる,そんな乱れがまるでない,そんなイメージだ.
逆に判りづらくなったかもしれないけど.
でも,久しぶりに聞いた自分の声はそれに比べたらエライ荒れ様だった,だみ声とまでは行かないけどとにかく声が安定していない,まさに振動の塊がどかどかと自分の口から出てくるようだ.
これじゃアメリカンOHVみたいな鈍重でがたがたなエンジンじゃないか.
全然精度も出来も良く無さそうだ.
鈍重なくせにやたら回りまくるんだからむしろ大戦時期の戦闘機のレシプロの方が的を射てるかな.
プロペラ付きでやたら回せばそりゃやかましいことこの上ないに決まってるじゃないか,そんなイメージになってしまった.

そんな感じで自分の実際の声を自分はむしろ嫌いになってしまった,それくらいイメージとの落差が酷かった.
それにこの手の超音波のなりそこないみたいな声って,実は嫌いな人が多いんじゃなかろうかといきなり不安になってきた.
何せ明らかに自分はこの音質は苦手な音域だ.
嫌いな人にはかなり嫌いなタイプの声じゃないかと思う.
こんな声でカラオケとかでガンガン歌ってたりしたら,そりゃ本当に超音波ばりに不快になる人が出てきそうな勢いじゃなかろうか.
今まで自分を話したことのある人でそんなことを思われてもおかしくと思う.

ともあれ,しばらくはそのショックを引きずりそうだ.
直しようがないってのに嫌いって手の打ち様がないじゃない.
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コメント

  1. サモネ | URL | -

    初めて自分の声を聞いて良い声だと言える人は見たことないですw
    本当にええー!?ってなりますよね。
    作家もまずは自分の作品を読めるようになる事からと言いますし、歌手の人たちも最初は大変なのかもしれないなぁと妄想は膨らむばかりですw
    自分ではなんてミスマッチな声なんだ!と思いますが他人にとってはこの組み合わせが当たり前のようで、当然私も例えばミヨシケさんの声に違和感を感じるわけもなく。うーんジレンマ。

  2. ミヨシケ | URL | hNt4xKsw

    確かにジレンマ

    音の高低とかで好みがあるのはまだしも,他人の声に違和感を感じることなんかまずありませんねw

    思えば歌手なんか歌ってるときとその自分の声を聴いた時のギャップなんかどう感じるんでしょうかね?所詮は慣れの世界と言ってしまえばそこまでなのですが・・・
    とにもかくにも「自分の声には自信がある」なんて以前にもましておくびにも言えない今日この頃であります;

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