活気のある混沌の中で

2013年04月14日 22:07

自分が担当している製品が・・・と言う話から始まって、まあ何処かであるだろうなと思っていたらやはり来た。
と言うのが今回の出張の指示が出た時の心境だった。
それが引越しの一週間前と言うただでさえドタバタな時に更に被せてきやがってなんて連中だと、文句の一つも言ってやりたかったと言うか実は半分言ってしまった(さすがに引越し当日には被らなかったのだが)とか、その出張の行き先がただでさえ大騒ぎしている"中国"だったとか、何かと行く前から波乱と言うかもはやネタが満載されていたのは今になって思い返してもどういうことだったのだろうかとか・・・。
とにかく、出張する前からココに書くネタには事欠くまい、仕事で行くと言うのにそんな物見湯山気分満載なテンションで中国は広州へと出張してきたのである。

広州。
中国の中ではかなり経済的には発達した都市なので、実際の所現地についてもそれほど日本や或いは新婚旅行で行ったドイツ周辺との差は感じなかった。
恐らく日本人の多くが中国と聞いてパッと思い浮かべるイメージは上海とか北京のイメージだろうけど、それに比べるとこの広州は随分と都会的。
道路も街もかなり整備されているし、何よりビルの高層化が半端無い。
この国の嗜好は割とアメリカ的と言うか、"でかい""いかつい""高い"がやはり一種のステータスなのだろうか。
但し、一歩そんな中心地から工場の多い郊外へ抜けて行くとそこは中国、あっという間にただ工場以外は何も無い完全な田舎の風景だ。
妙な落差を道中で感じてしまう。
何せ自分が滞在したホテルなんかはかなり綺麗で上等なもの、しかも設備も現代的だ。
それで宿泊費は日本円で数千円程度だから物価の差とは言えちょっとびっくりしてしまう。
食事も少なくとも広州の都市部に関して言えば何の問題も無さそうだ。
朝はホテルで、夜は現地の日本人に連れられてあちこち店へ入ったけど、少なくとも味に関しては自分は全く抵抗の無い味だったし、ついぞ「当たらず」に済んだのも大助かりだった。
(元々胃腸は自信が無いからかなり心配したのだけど)
唯一の例外は水で、事前に何度か現地へ出張している人から「うがいも備え付けのミネラルウォーターでやった」とまで聞かされてるくらい"危ない"らしい。
ということを聞く前に自分は既にホテルでうがいを水道水でしてしまったのでかなり心配だったのだけど、幸か不幸かこちらも当たりはしなかった。
さすがに水道水を飲むところまでは止めておいた。
広州でも店のいたるところで水は売っていたから、少なくとも現地の人間からしても水道水は「飲む」物では無いらしい。

現地の人の通勤の足は今は自転車ではなく大半がバイクなどの自動二輪、クルマはやはり今でも御金持ちの一部の連中が乗るものらしい。
おかげで市街の道路はそんな金持ちのでかいクルマと二輪と更に歩行者、自転車が有り得ない位入り乱れた状態で交差点なんかは非常に危険だ。
しかもココには、と言うより彼らにはルール(と言うよりマナー?)存在しないから平気で「赤信号 皆でわたれば 怖くない」が現実のものと化している。
クルマの運転もその点では尋常じゃ無い。
ウインカーも無しで車線変更するのは当たり前、ちょっとでも前が詰まれば唐突に隣の車線に割り込み邪魔が入るとクラクションとパッシングの嵐だ。
こんな運転が大衆車から高級外車まで皆がまるで同じようにやっているのだからたまらない。
後部座席に乗ってて、一体何回「コレは事故った!」と覚悟を決めた瞬間があったことか。
それでも事故がそれほど起きていないのだから、元々がこんな状況なのだろう。
少なくとも日本人が運転してはいけない、そう思う。
但し、都市部から住宅街、そして郊外の工場と広範囲に色々あるおかげか特に高速道路は発達している。
何せ大半が片側3~4車線でしかもかなり広い。
都心部の渋滞さえ抜ければ後はクルマの数もさほどでは無いから、思いの外飛ばせそうだ。
勿論、上記の"中国乗り"をマスターすれば、の条件付だが・・・。
そんな発達した道路のせいもあってかPM2.5・・・とは言わなくても空気は余りよくなかったと思う。
街中の排ガスの臭いも日本の都市部よりも多少酷い気がした、鼻毛が伸びていなければ良いのだがと思って日本に帰ってきてから見たらやっぱり伸びていた。

滞在日数たったの3日。
これで中国のどこまでを見れたのか、多分1/10も見れていないだろう。
少なくとも日本で騒ぐほど反日もインフルも大気汚染もまるで見えなかったと言うのが現実だ。
元々経済特区として開放された都市だからかもしれない、これが首都北京とかになればまた勝手が違うのだろう。
出張にかこつけて貴重な経験をしてしまった、と言うのが素直な本音だ。
行く価値があるとは思う、住む価値があるかどうかは・・・当面自信が無い。
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