記念すべき夜

2011年12月11日 21:56

友達から「ラーメンでも食いに行きません?」と誘われて軽い気持ちでOKを出したらその後に何故か、
「防寒具とか極力暖かい格好もしてきてくれませんか?」
と、何故か意味不明な注文まで付いてきた。
ラーメン食うのに何故防寒具なのだ?屋台じゃなくて店なのに??と不思議に思っていたら、
ラーメンの後に月でも見ませんか?
と言われたので、その時点で実は何も知らなかった私の頭の中は「???」だらけであった。
実の所その日が皆既月食だと知ったのは言われるがままに用意を済ませて出掛けるホンの数十分前だったのである。

とは言え我ながらこんな寒空の中、ある意味何時間もただ空を眺め続けるだけの誘いに良く乗っかったものだと思う。
普段はあまり会わない友人からの折角の誘いと言うのもあったけれど、いつもの私なら正直そんなもんどうでもいいとか言ってはぐらかしながら結局ラーメンすら食べに出掛けなかったんじゃないかと思う。
そもそも月食観察とかそんなアウトドア的なことは一切やったことも無い人間だから、その場の勢い任せとは言え良くもあっさりとOK出してしかもしっかり用意をして出掛けたものだと思う。
防寒具にしても恐らく今まででも最上級な位厚着に厚着を重ねて重装備で出掛けたのだから、口ではそう言いながら本人は至って乗り気だったようである。
とは言え、他の地域でもおおむねそうだったように"欠け始め"の頃は折からの雨雲のせいで殆ど・・・と言うよりは全く月の姿を確認することは出来なかった。
ラーメン屋で待っている間も、更に雲が晴れる時間を待って時間稼ぎに入ったファミレスででも何度か外へ出て確認はするも上空は雲一色。
何も見えない空を道路脇でぼけ~~っと眺めている私の姿なんか、巷のドライバーから見たらただのバカに見えたに違いない。

ツイッターなどでもアチコチで見えないと言うのを見て諦め気味の友達連中を尻目に、23:15分頃再び私が外へ様子を見に行くと、うっすらといつもとは明らかに違う明るさの月をついに発見。
少々慌て気味にファミレスへ戻り3人揃ってその駐車場で月食を眺めると言うなんともおかしな観測が始まってしまった。
ほぼ真冬でしかも雨上がりだから気温は容赦なく冷え込んでいる。
とは言え自分は結局邪魔くさくて重いコートは脱ぎ払っていつもより一枚二枚多めに着込んだ姿でじ~っと皆既月食を眺めていた。
皆既状態の地球の影に完全に隠れた月の色は実に独特だ、そもそもかなり暗く肉眼でも普段の月とは明らかに違う明るさだと判った。
写真でも良く見るような赤っぽい色は肉眼でも確認出来た。

見え出した時点で既に皆既状態だったので、私と友人達はゆっくりと・・・本当に徐々に月が"元に戻る"のを見ながら、世間話とも何とも言えないかなり色々なことを話していた。
相当久々に色々な話をした気がする。
ファミレスの駐車場で3人揃ってぼんやりと晴れ間の除いた夜空を眺めながら・・・だ、端から見たら何ともおかしい光景だったに違いない。
随分冷え込んで皆寒いのに、クルマに暖まりに行くこともなくホントにただず~っと月を眺めていた。
月食が終わりインプに乗りながら"あの"1~2時間は実に不思議な時間だったような気がする。そう思いながら自宅へひた走った。
ただ、何かしら悪くない、いや良い時間を過ごせた気はする。
何ともいいようの無い満足感を感じることが出来ていた、月食の中のせいなのか、彼らとの会話せいなのか・・・。
今は理由は判らなくても良いとも思う。
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