南知多のデジャブ

2011年09月30日 21:53

その日の朝になって突然常滑まで行くことにした。
とは言え何か特別なイベントでもあるわけでも無いし、縁もゆかりも無い。
なのに唐突にそんなところへ行きたくなったのは、「適度な距離でインプをすっ飛ばしてドライブしたついでに何処かカメラに収められるような場所へ遠出してついでに散財したくなった」と言う非常にいい加減かつ衝動的な理由。
もっと言えばただ単に"行きたくも無い出張で出先の工場に張り付いてた鬱憤でも晴らしたかった"、だけだと思う。

性分のせいか何処か観光へ、となると海や山の自然より史跡や建物とかいった人工物の方がどうやら好みらしい。
東北で中尊寺金色堂や大谷美術館へ行ったのもそうだし、白川郷もそうだった。
そんな感じで常滑焼・・・と言うよりは土管坂や登窯や未だに残る古い煙突のある風景の方が興味を惹かれた。
そんな勢いでやって来た常滑は陶磁器会館周辺、街の景観そのものは至って近代的と言うか普通だ。
コンビニもあるしクルマもプリウスや軽がス~~っと狭い街中の坂を平気で走っていくし、家屋もちらほらと煙突や常滑の土管が見える以外は現代的な新築の家もある。
ただ散歩道を大人しく順路に従いやたらと狭い坂道を縫うように歩くと、たまにぱっと古めかしい景色が目に入ってきて不思議な気分になる。
それが土管のせいなのか道の狭さのせいなのか何なのか・・・、人の少ない平日に訪れたおかげもあってその狭い坂を独りひっそりと歩いて進むと丁度実家の田舎も昔こんな道有ったな・・・と確かに懐かしい雰囲気になる。
折角だからと道すがらの店でぱっと飯茶碗を買ってしまった。

歩き終えてインプのナビを見ると、知多半島の先端南知多まではまだ相応の距離があったけれど、時間に余裕もあったので更に南下することにした。
折角だからナビを見ながら出来るだけ海岸沿いの道を走る。
そして思ったより早く南知多へ入った辺りで妙な"既視感"を感じ出してハッと思い出した。
「ココは・・・来たことがあるのか・・・。」
まだ栃木にいた頃、週末の出張の後に遊びませんか?となってサムネさん、GT40さんと遊んだ時だ。
確かGT40さんとはその時初めて会ったはずで、実は記念すべき三役(?)揃い踏みした日でもあった。
その翌日GTさんは抜けたけど、サムネさんと二人で行った温泉がまさにこの南知多にあったのだ。
あの時は温泉が目的だったから常滑には全く寄らず直接南知多へ向かったから、途中まで何も気が付かなかったらしい。
景色を見れば見るほど記憶がバンバン目覚めてきて、確かあそこで知多道路へ戻ったよな・・・とか細かい所まであらかた思い出した。
最初は何となくな気分でここまで来たつもりが、何かに目覚めたかのごとく改めてインプのノーズを南知多へ向け直し道を急いだ。
ほぼ半島の最南端まで来た頃に記憶通り"うめの湯"を見付けた、もう数年ぶりになるがその時のままの景色だ。
いつもよりはるかに長く温泉に浸かっていたのは、偶然にも二度目にココを訪れたコトに色々と思いをめぐらせていたからだと思う。
"因果"はさすがに言いすぎだろうけど、常滑でさっさと帰ろうとせずにそのまま来たのにはやはり"何か"あったんだろうかとも思える。
勢い任せのお出掛けにしては不思議と色々起きた一日だった。

IMG_0272.jpg
常滑散策の目印はまずこちら、さてここからお散歩である。

IMG_0274.jpg

IMG_0282.jpg
のっけからこれ、土手はほぼ全てご覧の通り土管。
マリオは困る気がする。
そして散歩道の至る所にこんな細く暗い坂道、他に観光客がさほど居ないのもあって確かに懐かしい、と言うより古い、雰囲気は抜群で思わずカメラを出してしまうし思わず途中まで歩いてから後ろを振り返ってしまう。

IMG_0299.jpg
土管坂。
銘打ったのはココだけだけど、他にも土管の塀に囲まれた坂道はいくらかある。
個人的にはそっちの"名無し"の坂の方がやはり雰囲気を感じる。

IMG_0276.jpg
いくらか残る煙突、但しさすがに現役ではない。
何か取り残されたガレキ、な趣き。

IMG_0322.jpg
ある意味最大のトピック、南知多の海岸線。
あの時はセリカで今回はインプ。
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://miyoshikeej20.blog75.fc2.com/tb.php/457-21f9320b
    この記事へのトラックバック