過剰報道にご用心・・・

2011年02月26日 19:58

昨年夏の猛暑のせいで,今年の春の花粉の量は昨年の3倍だとか,いや実は5倍だろうとか散々に大騒ぎしている最中,毎年その花粉で人生大苦戦を強いられている当のワタクシメはどうかと言うと,これがまるで一向に平気だと言う異常事態が発生している。
何せ小学生の時分からスギ花粉には散々敵意を向けられ,集中力は乱されるわ睡眠は著しく妨害されるわ口が渇きまくって唇が割れまくって血だらけになるわ,挙句の果てに毎週治療の為に注射しまくってヤク中になるわ・・・。
もはや20年近くこの「春眠暁を覚えず」なのどかで落ち着いた季節に,当の自分は情け容赦無い闘いに身を投じていた訳である。
哀しいことに同じ様な闘いを強いられてる方々が世の中に(こと日本に)かなりの数がいるのだけど,そんな方々も今年の"花粉3倍"報道にはほとほと気が遠くなってるに違いない。

にも拘らず,だ。
もう来週には3月にも入るというのに,まだ私の元にはその情け容赦無い闘いへの"赤紙"とも言うべき症状の数々が一向に届いていない。
会社でも友人でももう何人かは既にその赤紙を受けて耳鼻科と言う名の出征先へ出向いた者も多いというのに,まるで何処かの大統領の如く徴兵拒否が認められてしまったかのように実に平穏な日々を今まで過ごして来れたのである。
一体全体何が起きたのやら・・・
さすがに3月も目前にしてこの状況は何かおかしいと言うか不思議になって,結局本日自ら志願して耳鼻科への"出征"をすることにした,とは言え症状も無いのにまともに検診を受けられるのだろうか,志願したのに落第するという不名誉極まりない事態も有り得てそれはそれで不安だったのだけど・・・。

そんな昨年もお世話になった耳鼻科の門を叩いたら,この時期にしてはやけに空いていてそこからして拍子抜けしてしまった。
個人的にこの時期の耳鼻科と眼科なんか1時間待ちが当たり前とも言うべき日本の新しい風物詩(当の耳鼻科にすれば儲かる代わりに大変すぎていい迷惑だろうけど)だと思ってたのに,行って保険証を見せたらすぐさま診察室へ呼ばれてしまった。
何かもう,この時点で世間の"喧騒"とのギャップに変なテンションになってくる。
相も変わらず無愛想でやる気の有るのか無いのか読めない医者のおっさんにアレコレ聞かれる。
「鼻詰まりは?」「いえ,全然・・・。」
「鼻水は?」「ちょっとだけ・・・。」
「目は?」「そっちも全然・・・。」
医者のやる気がドンドン落ちてく様子が見えなくも無い,病でもないのに仕事増やすなよ!と突っ込まれやしないかちょっと不安である。
が,突っ込まれることも無く,次に鼻の様子を見て貰うと,
「右がちょっと腫れてきてますねえ~。マスクはした方がいいですよ~。」
と,さすがに症状がゼロでは無かった様である。
とは言えもうそれだけ,後はもうとっとと失せろとばかりに診察終了。
無愛想な医者って妙に腹が立つのは何でだろうか。

一応アレロックを処方してもらうことにはなったけど,どうにも異常が無いのに薬を貰うのは確かに釈然としない。
まあいずれは必要,と自分を説得しながら処方箋を持参して隣の薬局へ。
今度は打って変わって良く喋る兄ちゃんがベラベラと説明ついでに聞いてくる,このギャップもどうにかならんか。
「今年はどうです?もう来ました??」「いや,それが全然・・・(苦笑」
「あ~今年は何かこっち来るのは遅いみたいですよw」「あれ,そんなもんです??」
「何て言うか,過剰報道ですねえ,あれw量が多いのは間違いないらしいですが」「そうなんですか!?」
「今浜松まで来てるようですよ。」「・・・」
と,何か新幹線の運行状況みたいな説明を受けて面食らいながら薬を受け取る羽目になった,なんだろその「今浜松」って。

とりあえず,症状が出ていないのも薬を今の内に貰っておくのも間違いではなかったようではある。
しかし,何か自分にしては珍しく世間の騒ぎに乗ったような気がして心境は複雑だ。
まさかこれで今年一切花粉症じゃなかったらどうしてくれようか・・・。
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://miyoshikeej20.blog75.fc2.com/tb.php/427-ad07a1b4
    この記事へのトラックバック