恐怖のお葬式

2009年11月03日 18:47

祖父が脳梗塞の後,とうとう亡くなった,齢80であるから今時の日本では普通かも知れない。

当然親族の自分は葬式に出なければ,と言うことで急ぎ休みも取って一気に帰省したのだけど,それにしてものこのお葬式,不謹慎極まりないけど何かのイベントの類じゃないかとさえ思う。
ぶっちゃけ死者を偲んでいる場合じゃない。
兎にも角にも焼香の順番やらお香典のお返しやら他所賄やらなにやらかにやらで,準備と進行が異常なまでに複雑すぎる,少なくとも自分には何でここまでやらにゃならんの・・・;的なことが本当に多すぎると思った。
しかも自分の実家は典型的な田舎に長々と住み着いてきた連中だから近所付き合いだの親戚だの,まあ揉めそうな内容がこれまたてんこ盛り。
伊丹十三監督の作品に「お葬式」なんてのがあって自分は今まで観たことも無いのだけど,もし今から借りて観たら観の覚えのあることがありすぎて発狂しかねないんじゃ無いかと思う。
と言った所で所詮は田舎の貧乏人のお葬式だし,あっちはあくまで娯楽,こっちは現実のお葬式だから映画が酷すぎるとしたらこっちは余り大したこと無いかも知れない。

とにかく,だ。
あの亡くなった祖父さんを偲んで思わず涙してしまうお葬式本来のあるべき瞬間と,お葬式そのものに奔走する父母はじめ色んな人のあたふたぶりとが余りにギャップが凄まじすぎて結局何に心身ともに疲れてしまったのかさっぱり判らない。
目の前に帰ってきたご遺体なんかすっかり忘れ去られているような風情すらあったのだから,何がなにやらだ。
かく言う自分も父母二人の負担を減らすべく言われるままにやれる作業はこなして見せたのだけど,その挙句の果てに頂いたお香典の名前と金額のまとめと計算までやっていて「いかん,実際の額とエクセルの額が違う!」と慌てふためいてたのだから,何をか況やである。
まあ,あ~でもしないと気が紛れないというのもあったんだけどね。

ひと段落着いて後は四十九日を迎えればひとまずは終了と言うことである,かなり気が重い;
しかし,何はさて置きまずは故人に合掌。
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コメント

  1. sam^ne | URL | -

    Re: 恐怖のお葬式

    ご愁傷様でございます。

    知りませんでした、ってそりゃそうか;
    弔いが本来の葬式が、実は多くの仕事を抱えているとは考えさせられる内容でした。しかし、ミヨシケさんも書いておられるように、何か仕事に追われてしまえばかえって悲しみは和らぐものなのかもしれません。

    全く悲しくないというのもそれはそれでどうかと思いますが、あまりにも大きな負荷を心に与えるのは良くないでしょうし、まずはゆっくり休んでくださいね。

    と、思ったらもう八日なので、そろそろ休みも終わる頃でしょうか。

  2. ミヨ=シケ | URL | hNt4xKsw

    わざわざありがとうございます。

    まあ休みは葬儀の翌日の月曜までですぐに戻りましたが,実家を出払ってから妙な感慨というか哀しさはありましたね。
    今度実家戻っても同じ気分になるとは思います,さすがに。

    自分でも不思議なもので,その手の仕事に精(?)を出している間は故人のことなんかすっからかんでした;
    無意識に気を紛らわせてそうなったのかもしれません。
    ともあれ,大分実家も落ち着いているでしょうし,無事49日法要まで終えたいものです。

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