バテレンのクルマは好きですか?

2008年08月26日 01:33

正直未だに判断に迷う,てことは残念ながら自分にはその風情は理解出来ていないと言うことなのだろうか.

実家に帰省したとメールを入れたらその日の夜の内に早速高校時代の悪友が呼びに現れた.
それにしてもこの男とも随分と付き合いが長いものだ,確かに趣味嗜好の類はかなり合っているから下手に気を遣う必要も無いのだけど,今の自分の中では最も付き合いの長い男になるだけにやはり気の合う所は幾らもあるのだろう.

そして約半年ぶりに会ったと言うに彼奴は何の躊躇も無く「さあどうぞ」とキーを渡してきやがった,勿論彼の愛車,プジョー207CCだ.
「一回乗ってみて感想聞かしてくれよ~」とまこと気楽にのたまうマカルにさすがに自分は躊躇していた,右ハンドルもMTも当然問題にはならない,問題は何せこの207CC一年近く経ったとは言え十分バリバリの新車,ましてマカルは当然ながら筋金入りのクルマ好きでかなり大事に,そしてちゃんと乗っている(一年で35,000kmオーバーは相当なものだろう)ことだ.
サムネさんのセリカの時もそうだったけど,大事にしているものを預かって使うと言うのは小心者の自分にはかなり緊張する.

ミ「良いのかよ本当に?;」
マ「大丈夫だって~」
と何だかんだで促されるままに乗ったのだけど,その不安とか緊張は良くも悪くもその207CCと言うクルマによって吹っ飛ばされてしまった.

ひとまずシートに収まる,ちょっと慣れない眺めを感じつつシートとミラー,ステアリングを合わす・・・のだが何か合わない,どうしてもステアリングが遠い.
この時点で既にあたふたしている自分,横ではマカルが凄まじいにやけ顔でしてやったりな風体である,全然してやってないと思うのだが.
そしてクラッチ,いい繋がり方だなあと思ったまでは良い,軽いしショックも少ない.
,何故かフットレストが無い,つか左足のスペースがそもそも無い
なのでクラッチを繋いだ後どう頑張っても左足が一旦ペダルに引っ掛かる,で「びよん」とペダルを軽く弾きながら(切ってしまうほどではない)やっと足をのけることに成功する,どうにも納得いかない.
「フランス人は日本人より背は高くないのか!?脚は長くねえのかよ!?」と散々文句を垂れてみるもんなことはマカルにも判るはずは無い,やはりにやけてるだけだ.
自分の体格が変なのか何なのか,とかく乗りこなす姿勢がついぞ最後まで判らなかった,シートはさすがに出来も良くて腰は割りと落ち着けたのだけど,この妙なちぐはぐ感はなんだろう.

とは言えいざ乗ってみると意外なほどに文化的,至って普通なのだから訳が判らない.
ステアリングもシフトノブも随分軽い,FF特有かシフトはかなりぐんにゃりと入るしストロークも長いのが個人的には嫌だなとは思うけど多分これが一般的なんだろう.
エンジンはエンジンでやったら低い所からトルクがあるから扱いには苦労しない.
1.6Lで直噴のターボで・・・とか書くとかなりのドッカンを思い浮かべそうなのだけどやはり時代が違うのだろう,そもそもターボと言う印象があまり感じられない.
逆にターボらしいのは上までは早々回せない辺りで6000ちょっとでレブに当たってしまう.
とにもかくにも正直あまり他に味わったことの無い妙な感触だった,最近の流行と言うか海の向こうで今や半数以上になっていると言うディーゼルエンジンがむしろこんな感じなのだろうか.
プジョーといえばよく「猫足」とか言われるけど,そんなしなやかと言うより普通に硬めじゃないかと思う,何か特有の感じ,とか言う癖みたいなのは特に感じなくてむしろ安定感がある.
それにしてもコンパクトな20○シリーズの癖にこの207,かなり「でかい」のが気になる.
重さも重さなのだけどそれはエンジンのせいもあってあまり気にはならない,とは言えとにかくでかい図体をぬあ~~~~っと押し出すような感じで進んでいくからぶっ飛ばす感じはどうにもしない.
車幅なんかスカイラインと同じくらいとまで言うからAピラーの寝かせ具合まで手伝って左折にはかなり神経を使った,「こんなのコンパクトじゃねえ~」と思わず文句の一つも言いたくなる.

どうにか事故らずに一回りできたのだけど,果たしてどうこの207CCの感想を書いたら良いのか全く以って謎だ,とかくマカル本人は実に満足そうにしていたので充実できるクルマなのは間違いないのだろう.
色々と神経使って(ウインカーとワイパーのレバーもしっかり)運転席を降りた自分に,マカルから「ミヨシケも楽しいラテン車ライフ始めようぜ!」と満面の笑みで言われた.
楽しんでるなあこいつ,とも思った.
でも自分は国産で良いやとも思った,面白いとは思うけどその分の苦労も尋常じゃない気もする.
インプに慣れきってる自分にはちょっとそのバランスの取り方が難しいんじゃないかなと.
せめてCCならCCで雨漏りしない設計にして欲しいと言うのがまず一つだ,折角の本革が台無しになってはいけないだろうに;
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コメント

  1. マカル☆サリ | URL | -

    あははははっっ!!!
    謎でしょう!大丈夫乗ってる本人もいまだに謎なクルマだから。
    なんせ、勝手にラジエター水も、エンジンオイルも減ってくほど、変態なクルマだしwwちょっとビックリしたけど。

  2. ミヨシケ | URL | hNt4xKsw

    持ち主が謎なんて言うもんじゃないw

    まあ,兎にも角にも世の中こんなクルマがあるんだなと感慨も深くなってしまいましたさ.
    もうね,世の中ワールドカーとかって国際化してるって世間では言うけど,結局日本とバテレンじゃ根本的に考え方からして違うと今更理解しました.
    そりゃもう誰が何と言おうが相容れることは絶対無いね,メリケンのクルマも多分輪をかけてこんな有様なんだろうな;

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