くどいようだけど経験は馬鹿に出来ない

2008年03月26日 23:48

会社の上司の送別会があった.
しかもその上司は何を隠そう自分が栃木に転勤してからずっと直属で色々とお世話になった方だから,ちゃんとお礼の一言も言わなければ行けないし,当然彼の送別会なのだからのうのうと自分だけ素面でいる訳にもいかない,社会性がどうのこうのではなく単純な礼儀としてそうあるべきだろう.

と言うことで,滅多に酒を飲まない下戸としては(勿論甘いもの好き)それ相応に飲んだ.
そして会場はいつもの如く駅の周辺なので自分はインプで会場に来た,つまり帰りは飲酒運転など出来ないので代行を呼ばなければならない.
そこで過去の苦い経験が頭をよぎる.
正直赤の他人,それも悪い意味での職業的なドライバーにインプのステアリングを預けたくなかったのだけど,まさか「MTの運転が上手い代行呼んでください.」なんていって通じるはずも無い.
「あ~またやられるかも知れない」と半ば祈りつつ半ば諦め気味に大雨の夜空を恨めしく眺める他無かった.

ところがいざキーを預けるとこれが存外に「普通に」運転してくれているから驚いた.
無駄に長い半クラで文字通り無造作にクラッチを削るような操作は皆無だし,無駄にアクセルを踏み込んで加速させることも無い.
信号が赤だと気づくと信じられない距離からギアをニュートラルにしてエンジンブレーキを殆ど使わないのだけは如何なものかと思ったけど,初めて乗ったにしてはかなり良い乗り方をして貰えたんじゃないかと思う.
聞けばその人,屈指のMT好きで今でもZ32のMTを乗り回しているそうだ.
すっかり話し込んでしまい,曰く「ATは余り好きじゃないんですよ.」とか「パドルシフトは全然性に合わなかった」とか「MT乗ってる人の方がクルマ大事にしてますよ」などなど,なかなか偏った素敵な志向の持ち主だと判った.
その上で最近の客の9割はやはりATだとも聞けた,現実新車登録の9割以上がATらしいから時代なのだろうかとも思えた.

「うちのドライバーは殆どMT乗りですよ」としなっと最後にアピール(?)もされたのだけど,そう簡単に口からでまかせとも断じられないのは今日の結果が何より示してくれている.
ただやりこんだだけの経験なぞ当てにならないけれど,されど経験を重ねることも非常に大事なことだ.
助手席でその人が運転するのを見ながらふと「果たして自分は上手く運転出来ているのだろうか」と不安になった,実はこの人より下手なんじゃないかとも思えてしまう.
果たしてインプの助手席に座ったことのある人は自分の運転をどう感じているのだろう.
「男ってクルマの運転とセックスで『下手』と言われると相当へこむ」って誰かから聞いたけど,こと前者に関しては全く以って間違い無いと思う.
今ここで「あんた下手」と言われたら立ち直れる自信が無い.
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