鉄道博物館

2007年10月30日 22:30

こう言う所に行ってまだ感動できる感覚持ってるんだなあと我ながら感心したと言うか自嘲してしまうと言うか.

出来るだけ他のクルマの無い午前中に走り切りたいと,早起きしてサーキットへ行った訳なのだけど,クルマ的には勿論体力的にも丸々一日走ると言うことは早々無い,頭ふらふらだし.
そんな感じで帰り際に昼飯を摂りながらさてこの後どうしようかと思案に暮れていた時ふと最近開館した鉄道博物館のことを思い出した.

上野の交通博物館が閉館になったと言うのは耳にしていて,その時は「なんか勿体無いよなあ」といった感覚程度のだけど,それがこの10月に大宮に新しく移転したと聞いたときはすぐ「行って見たい!」と色めきたってしまった.
何せ上野から大宮では圧倒的に近くなったし,これは非常に良い機会だから時間を作って行くべきじゃないかと.

美術館はそうでもないけど博物館に行くのは結構,いや相当好きだったりする,実際に展示物として様々なモノがじっくり眺められると言うのは情報としても実に貴重だし何せ面白い,今回の鉄道みたく多少なりとも自分の興味があった分野(子供の頃はクルマじゃなく汽車が大好きだった,鉄道マニアまでは行かなかったけど)ならば,尚更これは自分の目で色々見てみたい,昼飯の後そう思い立ったが吉日,埼玉県は大宮まで一気にインプを走らせた,やはり休日ずっと引き籠もってたのは鬱憤が溜まってしまうようである.

新装相成った鉄道博物館はJR大成駅に併設されて造られているのでパッと見るとちと判りづらいかも知れない,初めて埼玉を走ったこともあってしばらくは迷った.
駅改札とは逆方向に進み出すとそこにはどでかい鉄道の車輪が並んでいて早くも博物館の風情満点だ,こう言う何気ない展示物がいい.
建物の作り自体は非常に現代的,そのまま薄暗い展示ゾーンへ行くとまさに鉄道マニアならずとも思わず唸ってしまうような光景が目に入る.
普段なら当然駅のホームか踏み切りでしか見ない鉄道車両をここまで近い距離で,しかもモノによってはその車両の下に潜り込んでその複雑な機構をまじまじと眺めることも可能.
一部客車は乗り込めてしまうし,車両の並べ方といいなかなかどうして展示の仕方をかなり考えてると感心してしまう.

そんな感じであっちゃこっちゃ眺めまくった中で個人的な最高のビューポイントが博物館二階から一望したヒストリーゾーン.
館内中央に置かれたターンテーブル(しかも動く!)を中心にして,展示されてる車両が放射状に展開して並んでいる様は壮観の一言,正直かっこよすぎる.
携帯のバッテリーが死に掛けだったこともあってあえて写真には収めなかったけど,実際にあの場所から眺めてみないとそのかっこよさは判らないかも知れない.
とにもかくにも鉄道博物館の良さを一気に凝縮したような眺めがそこにあると言い切れる.

そんな感じですっかり自分は鉄道博物館が気に入ってしまった.
また渋滞にもめげずに(栃木より遥かに酷いと思う)どこかでもう一度行ってみようと決めた.
あるいは,埼玉県だと秩父辺りでSLがイベント運行してるらしいから,其れに乗ってみるのも良いかも知れない.

子供じみたことに面白さを感じるのも良いことだ.


鉄道博物館1

これが入り口,ご覧の通り駅名まで変わってる力の入れよう.

鉄道博物館2

雰囲気は新しい博物館の其れ,建物自体は結構シンプルです.

鉄道博物館3

社会の教科書で見たことがあるはずの,国内初の鉄道で走った蒸気機関車,有名どころの一つ.

鉄道博物館4

このように客車の一部には乗れてしまう,木造であること以外はさほど今の電車とレイアウトも変わってない気がする.

鉄道博物館5

こちらは新幹線200系の動力モーター,こんな所を見せるとはなかなかやってくれる.

鉄道博物館6

ターンテーブルに鎮座するC57,「貴婦人」とか「山口号」と言った方が判りやすいかもしれない,日本でもっとも有名な機関車の一つだろう.
確かに端正なその姿は,実直で無骨なD51などと比べると確かに貴婦人の名に相応しく一線を画してる,かなりの機能美を持つ.

鉄道博物館7

その「貴婦人」の車輪「C」なので動力車輪が3軸x2,「D」は4軸x2.
こんな知識を持ってる辺り,蒸気機関車に関しては結構マニアックである.
それにしてもシリンダブロックにしろ車輪にしろ圧倒的,熱源と動力の塊と言った所か.
それでいて磨き具合も良くこれだけのサイズながら機械としての精密感も充分だと感じられる.

鉄道博物館8

C57を客車の中から眺める,なんて実に面白いことも出来る,これも良い考えじゃないだろうか.

鉄道博物館11

実は自分が一番好きなのがこのD51形式「デゴイチ」である.
先のC57と見比べるとホントにごついと言うか,貨物を牽引するのが似合う.
実際貨物用として国内最大の1,000両以上が生産されたそうで,これも日本でもっとも有名な機関車の一つだろう.

鉄道博物館10

鉄道博物館9

このコンロッド(でいいのだろうか?)の並び具合,シリンダのメカメカしさが溜まらない,まさにメカニズムの極致.
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コメント

  1. マカル☆サリ | URL | -

    SLって

    この前NHKで修理をドキュメントで放送していたよ。
    内容は「C57の復活」。かの山口号の動輪が異常発熱(なんせベアリングなぞ無いので、紙が入るかどうかの隙間に注入するオイルがその替わり)するので自走すら出来なくなった。というシナリオ?。

    内容は、開けてみたらもう相当痛んでてスクラップか否かという瀬戸際だけど、なんとか京都の蒸気機関専門のJR修理工場スタッフの努力の甲斐あって復活となるわけで。

    そこで驚いたのが、細かい設計図が無いので、職人の勘で部品を鋳造してるんですよ。しかもミクロ単位ですり合わせていく。
    職人すげーーーっす。

  2. ミヨシケ | URL | hNt4xKsw

    そうだ,京都行こう

    ちなみに京都には梅小路蒸気機関車館と言う,多くの動態保存された蒸気機関車が保管されている所があります.
    職人さんたちもそこで充分な経験と知識を得てるのかなと.

    実際最も量産されたD51でも1,000両,C62等は数十両ですから予想するより遥かに職人技的な造りだったのかも知れません.
    それだけに現代の鉄道には無い人間臭さのような良さを感じることは出来るのもまた堪りませんw

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